キーワード:時間を早めるためのカギ!
キーワード:時間を早めるためのカギ! |
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目的
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概要 |
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トレーニング中にキーワードを使うことで、認知負荷を減らしながら著しく時間を減らすことが可能になる |
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私の最新の記事の中で強調したように(“言葉の意味の共有”をご覧ください)、選手が若ければ若いほど早く現れる、選手の注意力の衰退
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トレーニング、そして特に試合中における内的・外的の複数の要素や刺激に対する注意力フォーカスの配分
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試合のストレス:試合中の要求やプレー欲求は非常に高い
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認知能力に現れる感情的要素(精神的不安定、いらだち、興奮状態、等々)の干渉
- 騒がしく、そしてしばしば迷惑をもかける全体的情況
それ故に、子供たちと一緒に、私たちが伝えたい意味合い全てを凝縮した“キーワード”もしくは“カギとなる単語”を創造することで、認知負荷を軽減していくことは重要になってくる。
私が長年培ってきた水球の世界の経験を例として挙げてみよう。私たち子供たちはコーチと一緒に、あるディフェンスの陣形を“フィオーレ(日本語では【花】という意味)”と呼んでいた。その意味は私たち全員にとって明確で一義的なものであったし、それぞれが、正確に何を求めているのか、水の中でどのような動きをすればよいのかということを分かっていた。それは、“チーム全員が壁を作るように腕を上げてプレスをかけながら移動して、できるかぎり早くゴール前にふたをする”ということを暗示していた。
サッカー界から例を挙げるとしたら、“ディーガ(日本語では【ダム】という意味)”というキーワードは選手とコーチにとって(親切にも私とこの意味を共有してくれたのだが)、相手チームのゲームメーカーがコート内部にボールを運んでくるのを避けるために、ボールのあるゾーンへプレスをかけるという意味だった。
キーワードは実際に、むしろ、サッカーの世界で共有されている意味合いを必ずしも持つ必要は決してない。例えばもし私がプレッシングという単語を使うと、私の意図は明確に自分の選手たちに伝わるだろうが、こうすると相手チームも私たちがしようとすることがわかるので相手に有利になってしまう。
このプレーにキャンドルと名づけよう!
皆さんは?子供たちと皆さんのキーワードを創造してみた?試合中に指示を与えるのにどれだけ時間を費やしてるの?どれだけ言葉をつかう?始めるのに遅いなってことは決してないよ...