決断能力:プレッシャー下での配球
決断能力:プレッシャー下での配球 |
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目的
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- ポール4本
- ボール1個
- プレーエリア:10×10メートル
- プレイヤー:12名
- 所要時間:18分
- セット数:5分×3セット(セットの間に1分間のパッシブレストを挟む)
概要 | 第二の目的 |
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プレッシャー下で迅速に決断する能力を磨くトレーニング |
方向づけ, コントロール・オリエンタート, パス |
ポール4本を使用して距離が10メートルになるようにひし形を作る。プレイヤーを3人1組4グループ(A,B,C,D)へ分けて、どのグループもポールの横に配置する。Aグループの最初のプレイヤーがボールを持ってスタート。
トレーニングは、ボールを持ったプレイヤーが彼の正面にいるプレイヤーへパスを出して、プレスをかけるところから始まる。そこでボールを受ける方は、自分の右側もしくは左側のプレイヤーへパスをすることができる。もし自分の右にボールをパスしたら、自分の左側の場所の3人が並んでいる後ろへ列につく。右にパスを出したと同時に、左側のプレイヤーはボールを受けたプレイヤーへプレスをかけに行く。これを続ける。
以下にトレーニングの実践的例を示す:
- AはBへボールを配球する
- AはBへプレスをかけに行き、Bは自分の右に、Cへ向かってパスをする
- BはグループDの後ろへB1として並ぶ;AはグループBの後ろへA1として並ぶ;DはCへプレスをかけにいく;Cは自分の右(グループA)か左(グループB)、どちらにボールをパスするか決める
セットが終わるまで同じ方法で続ける
- 最高2タッチでプレーする(コントロールとパス)
- 仲間へはパスをするのではなく、切り返しを用いてプレスをよけながらドリブルでボールを運ぶ
- 視覚もしくは聴覚に関するサインを付け足す(例、プレスをかけるプレイヤーが右腕を上げたら、必ず左側へパスをしなければいけない、もしくは反対、というルールを課す)
- 最高の選択を探しながら迅速に決断ができるようにプレイヤーへ促すトレーニング
- パスを受ける前に、パスを配球したい仲間を決めておくようにプレイヤーに促す
- 理解力に関する刺激に対してプレイヤーの反応力を引き出すトレーニング
- トレーニングの認知負荷は“思考力のある”サッカープレイヤーの成長のために理想的である