異なる区域での1対1サーキットトレーニング
異なる区域での1対1サーキットトレーニング |
||
目的
|
||
- マーカー19枚
- ビブス6枚(赤3枚と緑3枚)
- レギュラーサイズのゴール1つ
- コーン2個
- ボール数個
- プレーエリア:60×60メートル
- プレーヤー:9名+キーパー1名
- 所要時間:21分
- セット数:5分×3セット(間に2分間のパッシブレストを挟む)
概要 | 第二の目的 |
---|---|
1対1のシチュエーショントレーニング |
ボール扱い, フロントドリブル, クロス, 枠内シュート |
マークを外す能力や、ディフェンスの局面でいえばマークする能力と相手のボールを奪うためのポジショニング力を磨くための1対1もしくは1対2のプレー状況の中で、相手を抜き去るドリブルや勝負する能力を高めましょう。このトレーニングは素早いパス交換とフィニッシュの為の"出して動く"というシチュエーションの関連性を理解し適用するために有効です。
このトレーニングではまず、AとBのセクション内で2つの2対1のシチュエーションがあります(セクションAではG1とG2対R3、セクションBではR1とR2対G3の構図で、2人の方がボールポゼッションをして、R3とG3はパスのインターセプトでボールを奪うことを目的とします)。それと同時に、白色のプレーヤーB1、B2、B3は図に示してあるようにコーンの間を”出して動く”を継続します。コーチの合図で、コーンの所にいる白色のプレーヤー(例えばB2)はCセクションの方角へスタートして、セクションBにいる赤色のプレーヤー(例えばR2)から縦パスを受けて、セクションAからやってくる緑色のプレーヤー(例えばG2)とセクションCの中、1対1のシチュエーションで勝負をします。つまり、最初のステップとしてコーチの合図が出たら、描写したようにセクションCの中で1対1のシチュエーションが生じている一方、セクションA内ではG1とR3の1対1、セクションB内では2対1(R1とR2対G3)、そして白色のプレイヤーB1とB3は常に”出して動く”を3番のパスまで繰り返しています(3番のパスを受ける選手はコーンまでドリブルしてトレーニングを再開します)。コーチの2回目の合図でトレーニングの第2ステップが始まります。セクションBの赤色のプレーヤーのうち1人(例えばR2)が、味方とワンツーをした後セクションから抜け出し、ボールドリブルしてコーン間のテクニックコース(スラローム)をこなして、赤色のマーカーからB2とG2が再びサイドからのパスに対して1対1のシチュエーションで勝負しにくるセクションD内へ向けてクロス(グラウンダーもしくはハイボール)をしに行きます。それと同時に、セクションD内の1対1とは別に、セクションA(G1対R3)とセクションB(R1対G3)でも1対1のシチュエーションが起こっています。
トレーニングが終わったら、ローテーションをします。G1、G2、G3は”出して動く”の場所へ向かい、B1、B2、B3の白色のプレーヤーがセクションA、Bに入ります。こうして白、緑、赤の3人1組でローテーションをくみます。
- サーキットはそれぞれのセクション1色ずつプレイヤーがいる形式で行っても良い。セクションA内に緑、白、赤。セクションB内に緑、白、赤。”出して動く”のコーン1とコーン2の所に緑、白、赤。コーチの合図で緑、白、赤がスタートします(例えば緑がコーンから、セクションAから赤が出てきて、セクションBから白がでてアシストを行い第二ステップへと続いていくように)
- 素早いパス交換を教えましょう。
- テクニックと連動した動きを慣れさせましょう。
- プレーヤーの記憶力を高めましょう。
- ディフェンス局面でのボール奪取を上達させましょう。
- アシストからのフィニッシュを教えましょう。