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オフェンシブフェーズ;幅と深さの追求をテーマにしたゲーム

オフェンシブフェーズ;幅と深さの追求をテーマにしたゲーム

 
目的
マテリアル
  • マーカー
  • ボール
  • コーン4つ
  • ポール4つ
  • ビブス6~7枚(図中では赤)
準備
  • プレーエリア:35×45m
  • プレイヤー数:14人
  • 実施時間:18分
  • セット数:2セット×8分(セット間休憩2分)
概要 第二の目的
攻撃に厚みを持たせフィニッシングに特化したトレーニング
周辺視界, トラップ, ドリブル(相手を抜くドリブル), パス, インターセプト, フィジカルコンタクト, アンピエッツァ(幅), ゾーン間移動, ズマルカメント(マークを外す動き)
オーガナイズ

マーカーを用いて、縦45m×横35mのフィールドを作る(フィールドの四つ角にはコーンを設置する)。そのフィールドをちょうど半分に分けるために、縦のラインの真ん中にマーカーを2つ設置する。各フィールドの横のラインから近い場所に、横のラインに対して垂直になる様に、それぞれ5メートル間隔にポールを置いてゴールを設置する(図の様に)。ボールがフィールドの外へ出た後に直ぐリスタートが出来るように、フィールドの周りにあらかじめ複数個ボールを置いておく。プレイヤーを2つのチームに分ける(6人と6人または7人と7人)。各チーム(図中では赤と白)は、それぞれのゴールを守りながら相手から点を取るように努める。

概要

ボールポゼッションはフリータッチで行い、縦に設置されたゴールに対して右側からも左側からもシュートを打つことが出来る。ラインに対してゴールを垂直に設置したことによって、ボールを持っていない状態でのエリア内への侵入する手段を用いつつ、フィールドを広く使いながら展開させるようプレイヤーに仕向けることができる。

ルール
  • ゴールを決めた後も、ボールが攻撃側チームのままである場合、攻撃側チームはそのまま次のゴールを狙うことも可能。
  • 守備側のチームは、ゴールを許さないためにゴールの両サイドを守らなければいけない
バリエーション
  1. ボールがポールの間を通過するだけでゴールとして認めるのでなく、ポールを超えたボールがその向こう側にいる味方プレイヤーによってコントロールされることによって、初めてゴールとして認める(ポールを通して味方プレイヤーにパスをした場合)
  2. ゴールが認められるためには、ボールが追加した時点で攻撃側のチームは全員相手側フィールドにいなくてはならない
  3. フィールドの大きさやプレイヤーの数を変える
  4. ボールを持っている側の味方のみ出来るフリーマンを1人加える(ボールポゼッション時に数的優位を故意に作り出す)。
  5. ゴールを1つずつ増やす。10m~15mの距離を離して、例のごとく横のラインに対して垂直に設置する。半分に分かれた2つのフィールド内に4つのゴールが存在することになる。
コーチのポイント
  • プレイヤーの動きを観察し、フィールドを広く使ったボールポジショニングを行わせるためにプレイヤー間のポジショニングチェンジを多く行わせる
  • もし守備側のプレイヤーがボールへのプレスを行わない傾向にあり、自陣ゴール前のみを守っている状況になってしまった場合は、2つのゴールどちらにもシュートを打ってもいいように設定する。これにより、ディフェンスを行うプレイヤーをよりボール奪取のためにボール保持者へ走らせることができ、ボール保持者も、相手プレイヤーを引きつけることで空いたスペースを用いて、裏へのパスやサイドチェンジをより行なえるよう状況設定ができる。
  • 縦への展開の回数を増やすため、深い位置での敵のマークを外すためのオフザボールでの動きを意識して行わせる
  • オフェンス時とディフェンス時に関わらず、ボールとゴールを視界に入れながら試合の展開も見える体の向きや姿勢を常にプレイヤーに行わせる。

Autore

| テクニカルディレクター(常駐)

学歴:

ヴェローナ大学 スポーツ運動科学部 卒業

(専攻:スポーツ活動における指導方法論と成長期の身体と運動の発育)

指導歴:

2001年~2009年 ACキエーヴォ・ヴェローナ

2009年~2010年 エラス・ヴェローナFC(基礎部門責任者)

2012年     ACミランアカデミー部門

2012年     ACミランスクール大分(テクニカルディレクター)

2012年     ACミランスクール千葉(テクニカルディレクター)

資格:

欧州サッカー連盟(UEFA)公認B

フィジカルトレーナー

アスレティックトレーナー

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