テクニック面向上のためのサーキットトレーニング
テクニック面向上のためのサーキットトレーニング |
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目的
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- ボール
- ミニハードル8個
- ミニゴール2つ(ない場合はポールを使っても良い)
- マーカー
- プレーエリア:25×25m
- プレイヤー数:8人
- 実施時間:20m
- セット数:4セット×4分:セット間休憩1分
概要 | 第二の目的 |
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シュートトレーニング |
コーディネーション能力, クイックネス(俊敏性), シュートキック, コントロール・オリエンタート, パス, クロス, 近い距離からの枠内ボレーシュート, 前方のサポート, 後方のサポート, 侵入 |
マーカーを用いて、25×25mの四角形を作成する。四角形の中に、スタートの位置のみが反対になった2つの同じ形のサーキットを2つ作成する。図中のようにマテリアルを設置していく:2つのミニゴール(ミニゴールがない場合、代わりにポールを用いてゴールを作成してもよい)を向かい合う2つのライン上に置く:2つのミニゴールの間に、5mの間隔を開けてポールを2つ縦方向に設置する;2つのゴールから見て左手にそれぞれ2つずつサーキットを設置する。2つのサーキットの内容はこのように構成されている:スータート位置にマーカー1つ;1つ1つの距離を30~40cm離してミニハードルを4つ設置する;中央にマーカー2つ(マーカー間の距離は15m、奥のマーカーはゴールラインから5m離して設置)、ゴールにマーカー1つ。8人のプレイヤーはそれぞれ4人ずつの2つのグループに分け、それぞれのスタート位置に立つ。まず、プレイヤーAとボールを持ったプレイヤーBからトレーニングを開始する(同じライン上にいる2人のプレイヤー)
1.コーチの合図とともにプレイヤーAは、2歩ずつのステップを踏みながら目の前にあるミニハードルを越えていき、それと同時にプレイヤーBは目の前にある赤いマーカーまでリフティングをしながら進んでいく。
2.リフティングが終わったプレイヤーBは、自分から近いほうにあるポールが立っているところにいるプレイヤーCへパスをする
3.プレイヤーCはトラップをした後ターンを行い、プレイヤーAにパスを行う
4.パスを受けたプレイヤーAは、遠い方のポールに居るプレイヤーDへパスを行う
5.プレイヤーDはトラップをした後、サポートに来ているプレイヤーBへパスをする
6.プレイヤーBは、ミニゴール方向へ走るプレイヤーAに向けてクロスもしくはスルーパスを行う
7.プレイヤーAは出来るだけ少ないタッチ数でミニゴールへシュートする
8.シュート後、プレイヤーAとBはシュートをしたミニゴール側にある列の後ろに並ぶ(この場合はプレイヤーEとFの後ろ)
・前のグループがシュートを行った後、プレイヤーEとFはそれぞれリフティングとステップを行い、プレイヤーCとDへパスを出していく。
・毎セット後、中央にいるプレイヤーは3組みのペアのうちの1つと交代をする。全てのプレイヤーが中のリターンの役割を担うように交代を行う。
- ミニハードルで行うステップの種類を変えながらトレーニングを行う:1歩ずつ2歩ずつ、3歩ずつ。前へ進むか、横に進むか。
- プレイヤーの能力に合わせ、パスを2タッチやダイレクトで行わせる
- シュートとクロスに関しては、1セット目は2タッチ以上で落ち着いて行わせ、2セット目はダイレクトで行わせ、そして最後のセットのシュートはヘディングで行わせるカタチを取る
- ボールを扱う技術(リフティング、パス、意図のあるトラップ、シュートまでの素早さ)と体を動かす技術(スキップの技術)の向上を目的にこのトレーニングを行う
- このトレーニングの中には、リターンパス、サポートをする動き、マークを外して裏のスペースへ走り出すなどの、シンプルな戦術的要素も含まれている
- プレイヤーたちが滑らかで正確な動きをしているかに気を配る
- 2人のポールの近くにいるプレイヤーに、ボールを止まった状態で受けるのではなく、逆を取るオフザボールの動きを加えながらボールを受けに行くようにさせる